妊娠しやすい体づくり

赤ちゃんを授かりたいと願うみなさんの中には、様々な努力をしていらっしゃると思います。病院に通院し治療を受けたり、高額なサプリメントを飲んだりなど…。でも、もっと効果のある妊娠体質づくりがあります。それは「食生活を整える」ことです。

授かりやすい体になるためには、卵子や精子、身体の細胞を元気にし、妊娠しやすい体をつくることが大切です。妊娠しやすい体をつくる基本は、2つあります。

①ミトコンドリアを活性化する

ミトコンドリアとは、ほとんど全ての細胞にある細胞小器官の1つです。ミトコンドリアの役割は私たちの体を動かすエネルギーを作り出す場となっています。ミトコンドリアが上手く働かなくなると、脳神経やあらゆる臓器に支障をきたすほど、人の健康に深く関わっています。卵子には通常の約100倍以上の約10~20万個のミトコンドリアが存在しており、ミトコンドリアの生成するエネルギーによって、精子が卵子にたどりつき、受精、子宮内膜に着床します。年齢とともに、ミトコンドリアの機能が低下すると卵子の質が落ちてしまい、結果的に妊娠率低下につながってしまいます。

活性化するためにできることは?

ミトコンドリアのエネルギーの材料は、日々の食事、栄養を届けるため、血流をよくすることも必要です。

①バランスのよい食事

昔ながらの和食は、日本人の体質に合った食事でもあります。良質なタンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルといった栄養バランスもとりやすいです。主食をごはんにし、「一汁三菜」を基本にしてみましょう。難しい場合は、ごはんと味噌汁とおかずの「一汁一菜」から始めてみましょう。また、1日3食決まった時間に食べることもミトコンドリア活性化につながります。

②血流を良くする

ミトコンドリアのエネルギーになる栄養素を全身の細胞に届けるには、血流を良くすることも重要です。入浴、マッサージ、軽めの運動、リラックスなど、様々な方法があります。自分に合った方法で血流を良くしましょう。

②活性酸素から身を守る

活性酸素はストレスや喫煙・飲酒などの生活習慣や食習慣によって発生し、老化の原因、生活習慣病を引き起こすとされています。活性酸素は生きるために少量は必要ですが、大量に発生してしまうと、ミトコンドリアの機能は低下してしまいます。すると、体を動かすエネルギーが生み出せなくなり、卵子や精子の質が低下して妊娠しづらい状態になってしまいます。

活性酸素から身を守るために、できることは?

①抗酸化食材をとる

活性酸素を直接除去するポリフェノール、活性酸素を撃退する力を高めるビタミンA・C・Eを含む食材がおススメです。ミトコンドリアに栄養素や酸素をスムーズに届けるためにも、血液サラサラになる食材も一緒にとりましょう。

 〇ポリフェノール:鮭、玉ねぎ、なす、いちご、トマトなど。

 〇ビタミンA.C.E:緑黄色野菜、ナッツなど

 〇血液サラサラ:青魚、玉ねぎ、海藻、きのこ、納豆、酢など。

②活性酸素を発生するものを控える

タバコやアルコールの他、ストレスや電磁波でも活性酸素は発生します。パソコンやスマホの見すぎには注意しましょう。農薬の量が少ない野菜を選ぶようにし、食品添加物を含むインスタント食品や加工食品も、なるべく控えるようにしましょう。

コメント

error: Content is protected !!
タイトルとURLをコピーしました