熱中症におススメ食材

暑さが日に日に増してきましたが、夏へ向けての体作りの準備はできていますか?暑さに慣れていないと、熱中症にかかる危険性があります。

熱中症とは、体温が上がり、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温調節機能が働かなくなったりして、体温上昇、めまい、けいれん、頭痛などの様々な症状を起こす病気のことです。

いつ、熱中症になりやすいの?

熱中症といえば、炎天下、長時間外にいる方にかかりやすいと思われがちですが、その他にも梅雨の合間に気温が上がったとき、身体が暑さに慣れていないときにかかりやすい病気でもあります。気温が低い日でも湿度が高いと熱中症にかかりやすく、また家の中でじっとしていても室温や湿度の高さからかかることもあります。

熱中症にかかりやすい人

子どもや高齢者は、熱中症を起こしやすいので、暑い日や湿度の高い日には、特にきをつけたいものです。年を重ねると、体内の水分割合が少なくなってきます。さらに高齢者は暑さや喉の渇きを感じにくいので、熱中症になりやすいです。

このほか、運動に慣れていない人、肥満の人(皮下脂肪が多いと体内の熱が外に逃れにくくなるため)、寝不足や疲れなどで体調が悪い人、二日酔いや下痢などで脱水状態の人も熱中症が起こりやすくなります。

体に必要な水分量

熱中症にかかる前に、喉が渇く前に水分を摂取するようにしましょう。私たちの体は尿から約1000~1500ml、糞便から約100ml、不感蒸泄で約900mlの水分排泄量があり、合計すると約2000~2500mlです。そして摂取する水の量は、食事から約1000ml摂取できたとしても、飲み物では約1000~15000mlは摂取しないと体の水分量は維持できなくなってしまいます。簡易的な計算式ですが、体重あたり25~30mlの水分量が必要になります。例えば、体重50㎏の人では約1250~1500mlは飲み物から水分を摂取しましょう。

熱中症予防におススメ食材

熱中症を予防には、ビタミンやミネラル豊富な食材を積極的に摂取するのも大切です。毎日のお食事に使用頻度を増やしてみましょう。

〇カリウムを多く含む食べ物

 海藻類、バナナ・果実類、ほうれん草等野菜類、さつま芋類、豆類、魚類、肉類

〇ビタミンB1を多く含む食べ物

 豚肉、大豆、モロヘイヤ、玄米、キノコ類

〇ビタミンCを多く含む食べ物

 赤・黄ピーマン、じゃが芋、キウイフルーツ、レモン、アセロラ、サツマ芋

〇クエン酸を多く含む食べ物 

 梅干し、レモン、ゆず、オレンジ、酢

経口補水液

嘔吐、下痢、発熱による脱水が疑われるときや、熱中症のリスクが高いときには、経口保水液で失われた電解質を補給しましょう。経口補水液とは、食塩とブドウ糖を混合にして、適切な濃度で水に溶かしたものです。真水の飲用よりも、経口保水液を飲用した方が小腸における水分の吸収がすばやく行われるため、主に嘔吐、下痢など脱水症状の治療で用いられます。経口保水液はドラッグストアやスーパーで販売されています。

経口補水液は、販売されているものを購入するだけでなく、自分で作ってみることもできます。作り方は、とても簡単で水500ml、砂糖20g、塩1.5g、レモン水(お好みで)を混ぜるだけです。

もう一つの作り方はオレンジジュースやリンゴジュースを利用する方法です。ジュースを混ぜて、塩1.5gを加えるだけです。簡単ですので、ぜひ作ってみてくださいね。

 

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